100%

2019年10月25日

ここまで、高齢化社会の進展状況や施設・住宅の整備状況、そして現在の高齢者の現状をざっと数字で読み解いてきました。「これだけ高齢者が増えているんだからビジネスチャンスが多いのでは」と考える方もいるかもしれませんが、残念ながら考えることは誰しも同じです。従来の介護事業者に加えて、新規参入も目立って増えており、実に厳しい競争がスタートしています。

もしあなたが高齢者住宅を建てたとしても、利用してくれる入居者がいなくては事業の継続はままなりません。私も業務のなかで多くの施設関係者と出会う機会がありますが、いつもほぼ満室の施設がある一方で、稼働率が低く悩んでいる施設も数多くあります。私たちの場合でいえば、まったく入居者のアテのない状況から施設経営をスタートし、入居ツールなどを試行錯誤しながら考え抜いた結果、3か月めで100%の入居率を実現することができました。これだけ書くと手前味噌な自慢話のように聞こえるかもしれません。

しかし、あのときの苦しさ、将来への不安はいまも忘れることができません。もし運営に悩む経営者がいらっしゃれば、なんでも相談に乗って力になりたいと心の底から考えています。

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