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90日ー数字から読み解く高齢化社会ー

2019年10月03日

90日

これまで、要介護度が上がってしまった高齢者には大きく3つの選択肢がありました。在宅介護、特養や有料老人ホーム、サ高住などの高齢者住宅、そしてもうひとつが病院でした。病気やケガの治療が終わったあとであっても、「自宅で再び暮らすのは難しい」「退院したところでお世話をしてくれる人がいない」といった場合に、病院の入院病棟が彼らの終の棲家になるケースが数多くあったのです。もちろんご家族やご本人の事情だけでなく、病院側にとってもベッドの稼働率をキープできるというメリットがありました。

しかし、国がその状況にメスを入れたことによって状況は大きく様変わりしています。具体的には、後期高齢者が入院をした場合、90日以降は医療報酬が減額される=病院にとってのメリットが少ない現行制度となっているからです。病院もビジネスですから、赤字を生むような患者さんをそのまま放っておくわけにはいきません。必然的に、90日をめどに退院を余儀なくされる高齢者が増えつつあり、そのなかには「自宅で介護をしてくれる人もいない」「施設にお世話になるお金もない」という状況の方もいるのです。

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