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制度ができた理由(行政の立場から)

2017年05月24日

都市型軽費は現在の介護問題を解決するために出来ましたが、そのできた理由としては具体的にはどのような理由があるのでしょうか。

ここでは、行政の立場から見た都市型軽費が出来た理由について説明していきます。

介護難民を防止するため

介護難民とは介護を受けることができない高齢者のことを指します。主に一人暮らしの高齢者がなりやすく、家族の協力が得られないために発生してしまいます。また、独居高齢者の孤独市なども大都市を中心に社会問題として問題視されてきました。

また、在宅では生活することが不安だと感じる方は、施設で安心して住みたいと考えている方も多く、そういった方のニーズを満たすことが現在の制度ではできません。

軽費老人ホームや特養などでは、すでに入居者がいっぱいのため、新しく受け入れる箱がありません。そのため、施設を新たに作って介護難民を防止することが制度が出来た目的になっています。

建物、土地の有効活用

都市部では建物が多く、あまり有効活用されていない建物も多いです。いわゆる空き家というものです。この空き家は、空き家として置いておくとコストがかかりますし、劣化も早くなってしまいます。

行政としては、そういったことを防止するために、都市型軽費を作成することとなりました。また、従来の規制ではいくら空き家だとしても建物構造的に経費老人ホームとして適していない建物だと、許認可が下りずに有効活用が出来ない状態でしたが、規制を緩和することによって、本来であれば適合していない建物でも活用することができるようになりました。

制度を作った背景には、行政としての責任感と、地域の活性化、高齢者の安心感など、様々な理由があったと考えられます。

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