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2200万人ー数字から読み解く高齢化社会ー

2019年08月22日

2200万人

2200万人という数字は、2025年時点での後期高齢者の数字です。では、その年を境にして状況が好転するかというと、残念ながら答えはNOです。後期高齢者の数を指標とする場合、ピークを迎えるのはいまからおよそ30年後の2040年代前半。実に3800万人が75
歳以上というおそろしい時代を迎えます。

かくいう私自身も、2040年代半ばに後期高齢者となるわけで、この業界にいるからこそ「将来はどうなってしまうんだろう」「自分が歳をとったときにどのように社会から扱われるのだろう」という懸念は他の方よりも強いかもしれません。なるべく家族や世の中の負担にならないように、いつまでも元気に過ごしたいという想いはもちろん持っています。でも、人生には思わぬケガや病気、アクシデントがつきものですし、私自身が「支えてもらう側」になることも大いに考えられるわけですからね。すべての高齢者が安心して暮らせる住まいは整えられているのか、介護を担ってくれる若い人材はいるのか、そもそもいま払い続けている年金はいくらもらえるのか……。これは決して個人的な問題ではありません。意識レベルの高低こそあれ、漠然たる不安として現役世代の多くの方が感じているのではないでしょうか。

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